最近、このような相談を受けました。
「イベントを企画して参加者を募っても人数は満員まで集まるが当日無断キャンセルが多い」
飲み会などでもよく聞く話ですよね。
コースで予約しているのに当日ドタキャンされてしまい、店にはキャンセルできないため、幹事が負担することになったり、参加者で割ることになったり。。。 仲間内ならば後から払ってもらえるケースもあるけど、イベントなど深い関係ではない人もいたりするとそのまま回収できないことも多い。
今回は30~50人くらいのイベントで場所も借りてやるので回収できないと赤字の可能性も出てくる。ということで当日キャンセルを減らす(意識的に)ために、あるいはされても不利益を被らないようにペイパルを使って事前徴集することにしました。
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ペイパル(PayPal)で支払いページごとにデザインをカスタマイズする方法。
まずはペイパルに登録する
まずはペイパルにアカウントを作ります。
ペイパルとは
これからペイパルを始める方へ。ペイパルの決済サービスをご紹介。ペイパルでは初めての方でも便利で安心してご利用できる決済サービスを提供しています。
ペイパルはショッピングを楽しむ人にも、ビジネスをする人にも、より安心してご利用いただける決済サービスです。
ペイパルでは、ショッピングでの利用が中心の「パーソナル」アカウントと、商品・サービスの販売などに利用する「ビジネス」アカウントを用意しています。買い手が商品やサービスを購入すると、ペイパルが売り手の代行として代金を受け取ります。
引用:
PayPal(日本語) – ペイパル|ペイパルをはじめる|ペイパルとは
簡単に言うと「買い手と売り手の間にペイパルを仲介させることにより買い手は売り手にクレジットカード情報を知らせないで買い物ができる」サービスということです。売り手としても「ペイパルを仲介させることによりクレジットカードが使い易い(小規模でも使える)、信用度が上がる」というメリットがあります。
ペイパルは”パーソナルアカウント”と”ビジネスアカウント”がありますが、今回は支払いを受けるため”ビジネスアカウント”で登録する必要があります。
■パーソナルアカウント
パーソナルアカウントショッピングのお支払いができます。カード情報をお店に伝える必要はありません。
■ビジネスアカウント
ビジネスアカウントECサイトでの販売、支払いの受け取り、請求処理など、ビジネスでご利用される方はこちら。より簡単・安全な決済サービスです。
詳細な登録方法については登録ページから進めていただければ問題ないと思いますので省略します。注意点としては登録から住所確認や口座情報の確認などがあるため利用可能になるまで1ヶ月ほどかかることです。
利用料金はかからないので使う可能性がある場合は早めに準備しましょう。
決済ボタンを作成する
さてここからが本題。
ペイパルで支払いを受けるためには決済ボタンを作成してHPに設置する必要があります。HPに設置といってもコードは自動生成してくれるのでコピーして貼り付けるだけなのでHTMLの基礎が分かっていれば簡単にできます。
1.「アカウント設定」 → 「プロフィール設定」
1番わかりにくいのが最初のこの部分。
決済ボタンの作成ですが、メニューとしては「プロフィール設定」にあります。ちなみにこのトップページはアカウントの認証状況や種類(パーソナル、ビジネス)で変わりますので口座の確認などが終わるまではデザインが違っていても気にしないでください。
2.「販売ツール」 → 「PayPalボタン」
3.「新しいボタンの作成」
4.ボタン情報の入力
ボタンタイプの選択は、初期設定が「ショッピングカート」になっていますが参加費用は1回の支払いで良いので「今すぐ購入」にします。他に”商品名“、”価格“が必須項目のため目的に合わせて入力します。
入力が終わったら画面下部の「ボタンを作成」をクリックします。これで決済ボタンが完成します。
5.コードをコピーして貼り付ける
ステップ4で「ボタンを作成」をクリックするとコードが書かれたページが表示されます。このコードをHPにはるだけでコードの横に表示されている”買い手のビュー”に表示されているボタンが設置されます。
このようにボタンが表示されます。
PayPalのコード以外の部分もしっかりとコーディングすれば白紙画面ではなく自分のWEBページのデザインに組み込むことができます。
クリックすると支払いページに遷移します。
ヘッダーにはアカウント(売り手)の名前が表示されます。このヘッダーは変更することができます(ここでは省略。別記事にて)
画面左側にボタン作成時に入力した販売する商品の情報、そして右側には支払い方法の選択ができます。支払い方法は「PayPalアカウントから支払う」と「クレジットカードで支払う」の2つから選択することができるので、PayPalにアカウントを持っていない人でもクレジットカードを使うことで支払いできます。
これで設定は完了です。後はこの画面から支払いが行われるとPayPalに入金されます。そしてPayPalから登録している口座に出金させることができます。
企業ではなく個人でも手数料安く事前決済ができるPayPal。
イベントなどでお金を徴収するのに苦労している人はぜひ1度使ってみてはいかがでしょうか?