除菌と殺菌の違いとは?違いを理解しておこう!

普段の生活の中で使う言葉の中に「除菌」と「殺菌」という似た言葉があります。

ドラッグストアなどの掃除用品売り場や手洗い用石鹸などで見かける言葉ですね。どちらも同じような意味だと思っている人が多いようですが正確には少し違っています。

今回は「除菌」と「殺菌」の違いについて紹介します。

商品を購入するときに自分が求めているものはどちらなのか、しっかり理解して購入するようにしましょう。


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除菌とは?

photo by Mike ryan harvey

除菌とは”菌を除く“と書くことからわかる通り、ある場所から菌を取り除くことを指します。ある特定の空間や物に存在している菌を減らすことを指すため、必ずしも菌を殺しているわけではありません。

ただし、菌を殺す殺さないの違いよりも大きいのは”雑貨にも謳える“ということです。このあと説明する殺菌、また類似の用語である消毒は薬用効果となるため、薬事法によって医薬品と医薬部外品にしか使えない言葉です。

このため、洗剤や漂白剤などの雑貨は除菌という言葉を使っています。洗剤の中には、菌を殺している(=殺菌)効果のある商品もありますが、薬事法に抵触しないために除菌という言葉を使用しているのです。

殺菌とは?

殺菌とは、”菌を殺す“と書くことからわかる通り、”病原性や有害なウイルスなどの微生物・細菌類を死滅させる“ことを指します。

除菌の項目にも書きましたが、”薬事法(薬機法)によって医薬品と医薬部外品以外に雑菌という表現は禁止されています“。このため、洗剤などの商品にたいして殺菌を謳って広告してしまうと薬事法違反になってしまうので注意しましょう。

殺菌などと表現しているものには薬用石鹸など、薬用効果が認められている医薬部外品が多くあります。

この殺菌という表現は、”菌を殺す“という意味しかなく、どの程度まで菌を殺すのかは問いません。つまり、少しでも菌を殺せば殺菌となるため、言葉の定義上は殺菌を行ったとしても有害な菌が残っている可能性はあります。

これに対して、菌を完全になくすことを目的とした言葉に滅菌というのがあります。

おまけ:滅菌とは?

滅菌とは”菌を滅する“、つまり菌を全滅させて0にすることを指します。

最終滅菌法は,製剤を容器に充塡した後,滅菌する方法をいう.

本製造法では,滅菌後の微生物の死滅を定量的に測定又は推測し, 通例,適切な滅菌指標体を用いるなどして,10-6以下の無菌性保証 水準を担保する条件において行う.

https://www.pmda.go.jp/files/000212975.pdf P28

無菌とは、菌が検出されない状態のことを言います。

つまり、滅菌を行うということは菌のいる可能性が100万分の1以下にすること、と言えます。人に対しては菌が0になるということはないので、この滅菌という言葉は空間や物に対して使われる言葉になります。

ただし、滅菌は通常の環境ではなかなか行える物ではないため、普段の生活で使うことはないでしょう。

まとめ

除菌と殺菌の大きな違いは、その効果の違いよりは医薬部外品か雑貨なのかによる違いが大きいようです。さらに言えば、殺菌という表現ができるのは医薬品か医薬部外品となるため、人体に対して表現する場合が多いということです。

普段の生活ではあまり意識することがないと思いますが、手洗いの時などに体に付着した菌をしっかりと殺したいという人は、”強い殺菌力“などと謳っている薬用石鹸を選ぶようにしましょう。

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